ワンダと巨像【プレイ後の感想/レビュー】
『ワンダと巨像』をクリアしました。Easy・Normalでそれぞれ1周、あとNormalのタイムアタックで1周しました。あ、昨日やっと停電から復旧しました。
1. 概要
開発 | 対応機器 |
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント | PS4 |
ジャンル | PS STORE リンク |
アクション | ワンダと巨像 |
2. あらすじ
最後の一撃は、せつない。
失われた少女の魂を取り戻すため、自身の何十倍もの大きさの巨像に、臆することなくしがみつきよじ登り、何度でも知恵と勇気で立ち向かう、ワンダ。
「少女を救う」、その一心で彼が向かう先は、希望か、それとも―2005年のPlayStation®2での発売以来、国内外から高い評価をいただいている『ワンダと巨像』が、フルリメイクによってPlayStation®4に蘇りました。
草原を流れる風や、木漏れ日、そして圧倒的で神秘的な巨像。
目に映るすべてが、そこで生きているかのように力強く、美しくなりました。
PlayStation®4 Proでの美麗な4K HDR描写にも対応した、新しくて懐かしい『ワンダと巨像』。
神話の一部を追体験しているような、それでいて、この世界のどこかにずっと実在しているかのような、儚くも美しい物語を、お楽しみください。-PS Store HPより引用-
3. 初プレイの感想やら色々
3.1 フルリメイクで甦る
2005年にPS2にて発売、2011年にはPS3にてリマスター化、そして今回PS4でフルリメイクされ、家庭用ゲーム機の世代を超え長きにわたり愛され続ける「ワンダと巨像」。
私は2015年にPS3版をプレイしうっすら記憶に残っている程度であったので、新鮮な気持ちでプレイできました。
風が吹き、草が揺れ、木が大地に根を生やし、川からはせせらぎの音が聞こえる。愛馬のアグロに乗り大地を駆け回った最初の印象は『美しい大地に一人ぼっち』。PS3でのプレイ時も同じような感覚でしたが、画質の向上によりその印象が更に強まった。
そして第1の巨象に対峙した時、その迫力に驚愕しました。高画質化は単なるグラフィックの進化だけにとどまらず、「こんなにも体格差のある巨象を本当に倒すことができるのだろうか?」と思わせる程の大きな存在感を生み出していました。
3.2 基本的な流れ
このゲームは実にシンプル。掲げた剣が指し示す光を辿り、巨象がいる場所に到着後、巨象を倒す。それを全16体いる巨象の数だけ繰り返す。
従来のアクションやRPGのような数値パラメータおよびレベルの概念が存在しない。雑魚敵は存在せず、主人公ワンダ以外の登場人物もほぼいない。野生の動物も片手で数えられる程。
恐らくだが、この世界観に少しでも浸ってほしいという思いと、巨象毎の細かいこだわりをできる限り感じとってほしいという開発者達の気持ちの現れではないだろうか。
3.3 最後の一撃は、せつない。
本作の一番の醍醐味かと思いますが、巨象とのバトルは本当に楽しいです。単純に攻撃を当てるだけではほとんどダメージを与えられないため、弱点を剣で刺す必要があります。ただあれだけの巨象なので弱点の部位までに移動するのは一筋縄ではいかない。
巨象を転ばせる、巨象の鎧を破壊する、巨象を気絶させる。プレイヤーは巨象を倒すべく試行錯誤する必要があるが、その過程が千差万別で面白い。
そして止めの瞬間がおとずれる。巨象を倒したかと思えば急に悲しい音楽が流れ、その巨象から解放される影によってワンダが拠点に戻されてしまうのだ。なんだろう、達成感はあるのになぜか少し罪悪感まで感じてしまう。「果たして巨象を倒すことが正しいことなのであろうか。」なんて思った方も少なくないかと。
それはこのゲームのキャッチコピー「最後の一撃は、せつない。」に込められている受け手側に委ねられた解釈の仕方の一つなのであろうか。
3.4 PS4からの追加要素
フルリメイクに伴い、いくつか追加要素があります。
1.操作性の向上
リマスター版の操作方法は覚えていませんが、フルリメイク版では新たな操作方法が追加され、より遊びやすくなりました。確かに以前は独特な操作だった記憶が・・。もちろん原作に近い操作方法に設定することも可能。
2.画質の強化
上述しましたが大きく画質が向上しています。公式が画質比較トレーラーをアップしていますが、これを見るともう旧作品に戻れないなぁ。というかPS2であの巨象が動いていることにも驚き。
3.フォトフレーム機能
新たに追加されたフォトフレーム機能が実に楽しい。歩き回りながらスクショを撮るだけでも絵になるのに、更に自分で加工することが可能。元々用意されたフィルターを使用したり、ボケの範囲やコントラストも編集することで自分だけの写真を作り上げることができます。
3.5 開発者とプレイヤーのすれ違い
※あくまで私個人の考えです
どんなゲームにも言えますが、例えば『〇〇~感じてほしい』『〇〇~で苦労してほしい』というような開発者側のこだわりや意図が多少なりとも詰まっているかと思います。
それはゲームそのものの独自性や他との差別化、そして見どころになり、私たちはそれらの要素に惹かれゲームの購入に至る場合がある。
ワンダと巨象でもそのこだわりのようなものが垣間見えたが、個人的にあまり良いと思えなかった部分もありました。
例えばカメラの視点。右スティック操作で上を向くが・・・
スティックを離すと勝手に戻ってしまう。全てがこのように戻るわけではないが、恐らく開発者が考えるベストな距離・角度に戻るように設定されているのかと。
もう一つはマップの移動方法。拠点から巨象までの移動は結構時間がかかる、場合によっては巨象との戦闘時間以上に。せっかくディテールまで作りこまれたマップを見てほしい気持ちはすごくわかるが、2週目以降は祠から祠へファストトラベルできても良い気がした。世界観的に微妙なのかな。。。
3.6 おまけ
適当に画像貼るだけ。全て未加工です。
1.シュール編
2.個人的に気にっているやつ編
最後の1枚がなんだかんだ一番好き。以心伝心しているかのような。あとアグロに乗っている写真の何枚かは三國無双感がすごい。
4. 管理人プレイ状況等
ソフト形式 | プレイ時間 |
ダウンロード版 | 20時間 |
購入日 | 購入金額 |
2018/07/27 | ¥3,174 |
浄化日 | トロフィー取得率 |
2018/09/02 | 50% |
※プレイ時間はゲーム内表記がなければ体感です。
5. 管理人オススメ度
◆良い点
・巨象とのバトルはなかなか他のゲームでは味わえない迫力。
・どこを切り取っても美しい世界。
◆気になった点
・カメラ操作含め、移動しにくいと思うことが多々。
・2週目以降はもう少し快適に移動したい。
◆総合評価
評価は10段階中8とします。1週目でやめていたら8.5としたかも。
※あくまで私個人の感想です
私の積みゲー一覧やフリプオススメ度はこちらに載せていますので良かったらどうぞ。
※もうプレイすることはないだろうと判断したものは随時削除しています。