車で日本一周してみた(31日目~33日目)~徳島→高知→愛媛→香川~
ヨサコイの発祥は札幌、やなせたかしの出身は富良野だと信じていたヤギです。そんなのらりくらりと進む日本一周。
31日目(8月16日):徳島 → 高知
アソビバ!からおはようございます。はてさて、台風も去ったようなので日本一周の続きを始めましょう。
ちなみに本日の観光ルートは徳島で出会ったりょーさんの助言を聞いて進んでいます。
最初はWest-West、観光地というよりも道の駅のようにご飯を食べたり休憩したりお土産を買うところ。場所が良いのか、結構な観光客でごった返しています。
道の駅 大歩危です。この周辺が子泣き爺の故郷と書いてあったような。ここには妖怪屋敷がありますが、そこはなんでも村主が妖怪伝説を後世に残すため手作りで作り上げたという。
近づくと早速妖怪の撮影スポットやら木柱やら。子供の時はこれでもめちゃめちゃ怖がってた。今もホラーものは苦手、でも見てしまう。
チケットを購入したので入館します。
えっろ!右の妖怪、ぬ~べ~に出てこなかった?鎌イタチ的な妖怪
このシュールな妖怪は・・・(困惑)
少し話は変わって、国内でも特に特徴のある三つの橋を日本三大奇矯と呼びます。一つは山口県の錦帯橋、もう一つは富山県の愛本橋、最後の一つは山梨の甲斐の猿橋。現時点でかずら橋はその中には含まれないものの、上述した愛本橋は何度も建て替えられており、現在では割と一般的な形状であるため、現在はかずら橋も三大奇矯の候補に入っているとか入っていないとか。
その祖谷のかずら橋にやってまいりました!今日一番来たかった場所!
遠くから見るとこんな感じ。
みんな手すりにつかまりながら少しずつ足を進めています。このかずら橋、名前の通りかずらを結んで支えているので、足場の板とワイヤー以外は鋼や鉄などを使っているわけではなくかなり揺れる。
しかも木と木の間は結構な隙間が空いており、足だけであれば抜けてしまう。この川の流れの速さであれば落ちたらまぁ戻ってこれません。揺らしておふざけしたいところですが、まわりがそんな雰囲気ではないので普通に渡りました。
渡り切ると立派な看板が目に入る。長さ45m、時間にすると約5分という短さの中で一生忘れられない経験をさせてもらえました。
ひばり食堂にきました。現在15時半、本日ここに来るまでに飯を食べていないのは、ここでご飯を食べる時に最高の状態でいたかったから。
かつ丼!もうね、普通盛りなんだけれど、どう見ても普通じゃないの。そこらへんの食堂の大盛より少しあるくらい。ここにも大盛があるし、なんなら倍増盛まである。
横で精肉店をやっているだけあって肉が分厚くてうまい、ご飯は熱々、卵の甘さも最高でした!翌日もう一度ここに来るか悩んだくらいの満足度。
次の観光地に向かうため道の駅 大杉に車を停めます、ここは道の駅にしては割と珍しく結構こじんまりしていた。
八坂神社。自然に囲まれていて空気が綺麗、でも自分が見ようと思ったのはここではなく・・・
日本一の大杉、『杉の大杉』とご対面でけぇぇぇぇぇ!!!
写真でぎりぎりおさまるくらいの高さ、なんと樹高60メートルです。樹齢は3000年以上ってまじか・・・。迫力すごいし、これぞパワースポットやね。
ちなみにすぐ近くには美空ひばりの歌碑があり、ボタンを押すと急に”川の流れのように”が流れ出してびびった。
天然の湯 ながおか温泉にて入浴、閉館30分前にきてしまったので急いで体を洗う。1階にはプールがあるらしい。
夜は道の駅 南国風良里で車中泊。結局かつ丼しか食べない一日になった。
32日目(8月17日):高知
おはようございます、7時半起床でございます。
この道の駅には珍しくモーニングバイキングが。食べたいけれど我慢我慢。
そんで本日最初の観光地は龍河洞です。
入口にて記念撮影。チャラそうってよく言われるけれどそうかな?自分を客観視できないおっさんでございます。
この龍河洞は鍾乳洞の観光スポットです。先に言うと、ぶっちゃけ福島で行ったあぶくま洞と比べるとインパクトに欠けている印象。
そんで外へ出ると龍河洞珍鳥センターがあります。鍾乳洞とどう関連しているのかは謎です。
休憩スペースにはかかしコンテストの作品が。アンパンマンがロボットに乗っている・・・だと?!バイキンマンと同じ戦法やん!
と思いきやこのゆるキャラか!ちなみに帰る頃には駐車場が満車でした。
続いてはもうお決まりの駅付近の探索!
アンパンマンの生みの親”やなせたかし”の故郷が高知らしく(生まれは東京)、階段にはアンパンマンのイラストが。
少し話は逸れまして、北海道の富良野にアンパンマンショップというアンパンマンのグッズを販売していたり絵画展が開かれているスポットがあります。そのためやなせたかしは富良野出身だと勝手に思いこんでいた。下の写真は10年以上前に自分がそこに訪問した際の写真。
そして友人に絶対行けと言われたひろめ市場。
中はかなり混雑しています。何を食べるのが目的かと言うと・・・
鰹のたたき丼じゃ~~~~!これが本場の鰹かぁぁ!うめーじゃうめーじゃ!ごっつあんです。
腹を満たしたところで高知城へ。自分の場合、城はそこまで惹かれないのでささっと流し見。
そんで高知に来たら一度は見るべき龍馬像。そいや龍馬像って日本の各地に結構あるみたいなんですね。これが一番有名なやつよね??自分が立っている位置を見てもらえばわかるけど、結構高い位置にたたずんでいます。
ちなみに付近にあるお土産屋さん、ここで土佐闘犬同士を戦わせている動画が流れていたので少し見ていたけれど、かわいそうすぎて見ていられなくなった。
夕食は最近野菜を食べていないので、スーパーで野菜と水を購入。
翌日は愛媛観光の予定であったけれど、県内にある四万十川に一度行ってみたかったのですごく迷う。悩みに悩み、今日は愛媛には入らず、道の駅 よって西土佐にて車中泊することを選択。確か四万十川に一番近い道の駅を選んだはず。
33日目(8月18日):高知 → 愛媛 → 香川
昨日車中泊したところはこんなところです、おはようございます。
一回がお土産屋さん、二階は休憩スペースでテラスもあります。
前も言ったけれど、道の駅で購入した朝飯を道の駅で食べるってすごく贅沢な気分です。
道の駅 よって西土佐から約2時間程車を走らせた場所に四万十川はありました。多くはありませんが警備員さんが5人ほどいました、観光客は片手で数えられる程。
台風の影響か水は少し濁っていますが、この長く真っ直ぐ伸びる橋が美しい。以前は子供たちが普通に泳いでいたって聞いたけど、警備員さんがいるのは泳ごうとする人を停止させるため?ちなみにこの橋、車も通ります。
愛媛県まで移動し、ここは道の駅 広見森の三角ぼうし。
大洲まちの駅 あさもやに来ました。実は昨日の車中泊した道の駅 よって西土佐でスマホのパケット制限がきてしまい、次の観光地調査に時間を費やすことができず、たまたまその時に開いたHPに載っていたのできてみました。ちなみにここ大洲は、おはなはんや東京ラブストーリーなどドラマのロケ地ととしても使われていたようです。
のぼりに印刷されていたとんくりまぶしに一目惚れして分油屋に入ってみる。実際に頼んでみたら写真よりも美味しそう。そのまま食べると栗を乗せた豚丼みたいな感じ、鶏がらスープをかけるとひつまぶしっぽくなり二度楽しめます。
大洲城に入る前に少し長椅子で休むか~と思い腰を掛けていたところ、一人のおじいちゃんが話しかけてくれました。
おじいちゃんは地元の方で、いつも座りながら訪れる観光客の人とお話するのを楽しみにしているみたいです。自分は日本一周の話をして、おじいちゃんはまだ若かった頃の話をしてくれました。なんだかんだ1時間くらい話し込んでしまい、気づいたら大洲城の営業時間が終わってしまったようだ。でも観光するよりずっと充実した時間を過ごせたと思います。
ラストは道後温泉!ここは千と千尋の神隠しのモデルになったとか。
結構な行列ができています。温泉で待ち時間が発生しているところに並んだのは初めてかも。
中の温泉ですが、文字が掘られていて独特な形の大きな釜が一つだけあり、そこから流れ出てくるお湯は神の湯と呼ばれているらしいです。迫力がすごく温泉でここまで圧倒されるとは思いませんでした。
このたこ焼き屋まったこ、実は温泉に行く前に偶然見つけたので寄ってみた。たこ焼きの数が2個・4個・6個・8個と細かくメニューにあるので、その後も色々食べることを考慮し少量の2個で注文したところ、すごく苦笑いされたのでキャンセルした。しかも結構な人気店なのか30分待ちと言われたし。
温泉の帰りにあらためて寄ってみたところ、待ち時間はないとのことなので4個で注文。今度は苦笑いされなかったので一安心!あっつあつでうまいやないか~!
夜は車中泊するため道の駅 ことひきにきました。写真で伝わるかな・・・。ここめちゃくちゃ怖いんです。車は自分以外1台しか停まっていないし、外を歩くと足音がどこからともなく聞こえてくるし、でもまわりを見ても何もいないし。
トイレまでが片道6~7分とかなり遠く、『これホラー映画で序盤にモブキャラが死ぬやつだ、あ、今は俺がそのモブキャラなのか。』みたいに恐怖の感情があふれ出す。体感で20分程かかりなんとかトイレに到着。そこは令和になって一度も使用されていないのではというくらい蜘蛛と蜘蛛の巣と蛾のオンパレード。とても用を足す気になれず違うトイレを探す。
『怖い、怖い、怖い』と独り言をつぶやきながら歩く。すると正面から何かがこちらへじりじりと向かってくる。暗くてよく見えない。手の中は汗だくでうまく握りしめることができなかったのを覚えている。
その”何か”が明かりの照らすところまで移動するとついにその姿を現す。『野犬だ!(心の声)』。するとその犬は大声で鳴きながらこちらに走ってくる。不思議なことに、それまでは怖くて仕方がなかったのだけれど、覚悟を決めたのかそれとも何も考えられないほど余裕がなかったのかはわからないが、自然と体が相撲の構えの格好をしていた。それを見て恐れをなしたのか、なぜか野犬は方向転換し、暗闇の中に消えていった。
気づくと全身から汗が垂れ流れ呼吸が激しくなっていた。もう本当に嫌だ、さっさとトイレを探そう。
なんとかトイレを見つけて用を足し、歯磨きも完了。走って車に戻るもビビりな自分は怖くて眠れない。今自分にできることは横になりながら眠くなるのを待つだけ。
少し眠気がきたところで急にスマホから通知音が鳴る。めっちゃびびった。音一つで汗が出るくらい過敏な状態。スマホを見ると夜中の3時にPSアカウントへのメッセージがきたのだ。
普段は海外からの業者メールに対し何も思わないのに、恐怖のあまり『オマエハココデシヌ』『ゼッタイニカエシハシナイ』のような恐怖の文面で僕を殺しにきているように考えてしまい、また眠れなくなる。
結局寝たのは5時過ぎ、しんどい。