絶体絶命都市4Plus【プレイ後の感想/レビュー】
『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』をクリアしました。私は無印を相当前にクリアしたのみで、良くも悪くも固定観念にとらわれることなく遊べました。
※できる限りネタバレは避けますが、スクショからネタバレとなる内容もあるので、これから遊ぶ予定の方は見ないほうが良いかもしれません。
1. 概要
開発 | プレイ機器 |
株式会社グランゼーラ | PS4 |
ジャンル | PS STORE リンク |
アドベンチャー | 絶体絶命都市4Plus |
2. あらすじ
ビルが倒壊し、地面が陥没する。火災、液状化、そして渇き、疲労、争い...
次々襲いかかる困難に抗い、生き延びようとした若者の物語。サバイバル・アクションアドベンチャー「絶体絶命都市」のシリーズ最新作がPlayStation®4に登場!
-PS Store HPより引用-
3. 初プレイの感想やら色々
3.1 7年の時を経てついに発売!
本作は絶体絶命都市ファンの方にとって待ちに待った作品となります。まずはその理由を知るために過去の経緯を見てみましょう。
①2002年 - 絶体絶命都市をPS2にて発売。
②2006年 - 絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-をPS2にて発売。
③2009年 - 絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌- をPSPにて発売。
④2011年 - 絶体絶命都市4 -Summer Memories-をPS3にて発売予定!でしたが、何度かの発売延期の後に発売中止を発表。
当時の東日本大震災を配慮しての中止とも言われていますが公式は否定しているようです。
理由があって発売中止としてしまうのは仕方がありませんが、ファンの方たちは『ではいつ出るのか?!』と、次回作への期待とそもそも開発は行われているのかという不安の葛藤の中、2015年に名前を『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』へ変更し、更にプラットフォームをPS4として発売することが公式から発表されました。
そして最新作の初期発表から7年の時を経て、2018年11月22日に本作が発売されました。
3.2 物語の始まり
就職活動のため、バスに乗り別の街へ移動する主人公。(性別は男女から選択、髪型・髪色・顔の種類などもある程度選択可能)
突如スマホから鳴り響く緊急地震速報。
バスに乗りながらも感じるほどの強い揺れ。前方を走る車の混乱もありバスは横転。
無我夢中でバスから脱出、意識はなんとか保てている。
しかしまわりを見渡すと。。。火は燃え、ビルは崩壊し、人は倒れ、液状化しているところさえも。
絶望しかないこの街から主人公は無事生きぬくことができるのか。
3.3 絶望とユーモア~絶望編~
日常ではなく大震災という非日常の中に起きる困難であるため、一つ一つの問題が一命を賭す危険に繋がります。このゲームでは震災時の色々な問題を取り上げており、なかなかリアルに表現されているように感じたためその一部を紹介したいと思います。
ちなみには私は北海道に住んでいますが、9月に起きた地震の経験も少し絡めつつ語ります。(不快な思いをされる方がいたら削除します。)
◆1.コンビニ(スーパー等も)に食料の在庫がない。
震災が起きると食料を確保するため大量に人が押し寄せます。食料・電池系はあっという間に在庫切れ。
◆2.電気の復旧に時間がかかる。
停電の原因にもよるかと思いますが、大規模の停電となると電力の需要と供給のバランスが崩れ、復旧までにかなりの時間を要します。
私が住んでいる区域は地震が発生した翌々日に復旧しました。写真では工事現場の照明による明かりがありますが、明かりがない地域の夜は恐ろしいほどに暗いです。
電気のありがたみは、こうなって初めてわかるんですよね・・・マジで。
◆3.混雑する病院。
既に入院している方はもちろん、震災で怪我をした方の来院もあり病院は人であふれかえります。病院の電気は優先して復旧されるみたいですが、それでも強制終了された機械のメンテナンスなどに追われるそうです。(病院で働く知人が言っていました。)
◆4.地域避難所
マンションの倒壊など災害から身を守るため、一時的に非難する場所です。主に学校が指定されている印象。
3.4 絶望とユーモア~ユーモア編~
絶体絶命都市シリーズでは震災という非常に扱いの難しい題材を活かしつつ、ほぼ全ての選択画面で面白おかしい選択肢が用意されています。
『面白おかしい』というと聞こえは良いですが、鬼畜・ゲスい・頭おかしい・サイコパスな内容もあり、このゲームの魅力の一つと私は思います。
一つだけ例を紹介。『コンビニの店長がトイレで大をしているがトイレットペーパーがないことに気づく。主人公がトイレットペーパーを持っていき、お礼を言われた後』の選択肢。
「汚い手を俺の肩に乗せるなよ!」
ってどぎつい言い方ですよね・・・。仲間を殺されたヒーローが悪役に言うセリフや!これでもかなり軽い内容の方です。
3.5 グラフィックはPS 3.5
2018年があと1ヶ月と少しで終わろうとしていますが、とても最新作と思える程のグラフィックではありません。個人の予想ですが、最新プラットフォーム用として一から作成したわけではなく、PS3版の材料を元にリメイクしている影響とかかな?
街はなかなか綺麗で、全体を通して個人的には気になりませんでした。
3.6 もう少し欲しかった絶体絶命感
タイトルにある「絶体絶命」のインパクトが非常に強く、実際にプレイすると少し拍子抜けしてしまう部分もありました。
1.パラメータが意味を成さない
画面左上にあるアイコンは左から腹ペコ・のどが乾いている・排泄欲求がある、という意味を示していますが、主人公のモーションや喘ぎ声が多少変わるだけ。良く言うと気にしなくてよくて、悪く言うと放置されるシステム。
2.これはやばい!!と思うイベントが少ない。
倒壊するビルに押しつぶされたり、高いところから落下すると大体は即死しますが、
『こいつぁやっべぇぞ!』(by コロコロチキチキペッパーズ)
のようなイベントがもう少し欲しかった。たまたま自分の運が良かったのか、死ぬことはほとんどありませんでした。
3.7 ちょっと首を傾げるイベント
詳細は言えませんが、少し気分を害するイベントがありました。個人的には2つあり、その内の1つは見てて辛いものがありましたね。
4. おまけのスクショ
個人的に気に入っているスクショを載せます。不快に思ったらごめんなさい。本当はもっとえっちぃなやつ貼りたいけど我慢しています。
ゲーム内で『マンガ・カ・ケール』がちょいちょい宣伝されていたので
クリア後、同日にトロコンしたった!
5. 管理人プレイ状況等
ソフト形式 | プレイ時間 |
ディスク版 | 8時間 |
購入日 | 購入金額 |
2018/11/22 | ¥6,998 |
浄化日 | トロフィー取得率 |
2018/11/23 | 95% |
※プレイ時間はゲーム内表記がなければ体感です。
6. 管理人お気に入り度
◆良い点
・専門家の監修を受けていることもあり、リアルが追及されている。
・多彩な選択肢。(どんな主人公を演じるかはプレイヤー次第)
・豊富な防災マニュアル。
◆気になった点
・イベントに入るたびに少しロード。
・もう少し緊張感のあるイベントが欲しかった。
◆総合評価
評価は10段階中8とします。気になることはちょろちょろ言ったけど遊べて良かった!9月の地震経験から共感する部分もあったので尚更。
※あくまで私個人の感想です
Twitterはヤギ(yagi_psplus)になりますので良かったらフォロー宜しくお願いします。
また、私の積みゲー一覧やフリプオススメ度はこちらに載せていますので良かったらどうぞ。
※もうプレイすることはないだろうと判断したものは随時削除しています。