トロファーではない自分にトロコンの楽しさを教えてくれた『龍が如く極2』
トロファーを名乗るほどトロフィー集めはしませんし、リストは虫食い状態。そんな私がこんなトロフィー集めに没頭できたのは『龍が如く極2』が初めてかもしれない!
1. 龍が如くとは
大人気シリーズなのでわざわざ説明することでもないかもしれませんが、『堂島の龍』と呼ばれる伝説の極道、桐生一馬が自分の信念を貫くアクションアドベンチャーゲームです。このシリーズは長きにわたりリリースされており、初代が発売されたのは2005年。
歌舞伎町を筆頭に実在する都市を美しいグラフィックで再現し、メインストーリー以外にも多くのサブイベやミニゲームなどが散りばめられています。
2. トロコンまで走り続けられた要素
2.1 達成目録の存在
まず、トロファーではない私がモチベーションを落とさずに続けられたのは達成目録の存在が大きいです。
龍が如くシリーズを遊んでいる人ならご存知かと思いますが、達成目録とは『ゲーム全体を通し何をどこまで遊んだか』を目視で確認できるリストみたいなものです。サブストーリー、ミニゲームはもちろん、戦闘で達成した内容なども。
上の画面は全て初期状態で一切何もクリアできていませんが、これを一つずつ達成していく過程がすごく心地よいんです。例えるならパズルを1ピースずつ埋めていくような感覚。下は達成後の画面です。
リストの一つをクリアするだけではトロフィー取得に至らないことが多いですが、一覧からは細かい要素まで自分の頑張り度を確認できるので、『一つ達成したら次の目標!』と気持ちを切り替えていくことができます。
自分の目で確認できるという意味ではトロフィーリストと一緒ですが、達成目録は更にその内容を細分化したようなものですね。
2.2 高クオリティなミニゲームの数々
龍が如くシリーズでは恒例ですが、ミニゲームが豊富でかつクオリティが高いものばかり!
将棋、カラオケ(音ゲー)、ポーカー、ブラックジャック、こいこい、おいちょかぶ、バッティングセンター、ダーツ、麻雀、ゴルフ等など。。。一本のソフトでこんなに遊べるゲームありますか?!?!
もちろん数だけでなく、声優さんが歌ったりムービーを挟んだりこの力の入れ具合、アホやろ(誉め言葉)。これでオンライン対戦なんかもできたら一生遊べそう。
特に楽しかったのはキャバクラ。メインキャバ嬢達とは個別のストーリーを楽しめるし、好きな衣装着せれるし、嬢達の育成も楽しめるし、お金がざっくざっく貯まる音が気持ち良いし、もう少し手を加えれば小規模ではあってもスタンドアロンでも楽しめるんじゃないかくらいの内容。
2.3 絶妙な難易度
いくら楽しいとは言え難しすぎる条件であればトロコンを断念してしまいますが、本作はそんなこともありません。簡単という程でもありませんが、頑張れば必ず取れる難易度。一部の高難度も救済措置用のアイテムもあるのでなんとかなります。
将棋や麻雀など、そもそものルールを知らない人は少し苦戦するかもしれませんが。
3. やりこむのではなく遊びつくす
一つの要素を規定回数こなすのではなく、かと言って常人には難しい条件をこなすのでもなく、ゲームの端から端までを遊びつくす流れが自然とトロコンに繋がっていくのを感じることができました。
コンプまでにかかる時間が70時間前後と言われている本作。それでもプラチナ取得率3%超えを維持しているのは、トロコンまでの過程がただの作業ではなく、ゲームに求める根幹にある『楽しさ』で溢れていることが数字となって表れているのかもしれません。
本当に素晴らしい時間を過ごせました!ありがとう開発者のみなさん!ありがとう名越監督!